2022年8月23日更新
ポンド円はドル円などよりも取引シェアは高くない通貨ペアです。
しかし、ポンド円は他の通貨ペアよりも為替変動が大きい分、リスクも高めですがリターンもも大きいことから注目されている通貨ペアです。
☑XMTradingのポンド円の取引条件・スペック
☑XMTradingのポンド円取引条件の他社との違い
☑XMのポンド円取引のおすすめ手法
☑XMのポンド円取引の注意点
この記事では、XMのポンド円取引に必要な情報を詳しく紹介していきます。
XMのポンド円の取引条件・スペック
まず、XMのポンド円の重要なスペックを紹介していきます。
XMのポンド円の取引時間
XMのポンド円は月曜の早朝から土曜の早朝(祝祭日を除く)まで、メンテナンス時間を除いたほぼ24時間の取引が可能です。
通貨ペア | 夏時間 | 冬時間 |
ポンド円 | 月曜6:05~土曜5:50 | 月曜7:05~土曜6:50 |
米ドル/ロシアルーブルとユーロ/ロシアルーブルを除く他の通貨ペアも上記の時間帯で取引できます。
XMのポンド円のスプレッド
口座タイプ | 平均スプレッド | 取引手数料 (ロット) | 実質スプレッド |
マイクロ口座 | 3.5pips | 無料 | 3.5pips |
スタンダード口座 | 3.5pips | 無料 | 3.5pips |
ゼロ口座 | 1.1pips | 往復10ドル (1.0pips) | 2.1pips (手数料込み) |
マイクロ口座とスタンダード口座は取引手数料が無料でスプレッドは広いです。ただし、1ロット取引あたり最大7ドル(0.67pips分)のボーナスがもらえるXMポイント(ロイヤルティプログラム)も考慮した実質コストは2.8pipsまで圧縮できます。
一方、ゼロ口座は1ロットあたり10ドル(1.0pips分)の取引手数料がかかりますが、実質スプレッドは狭いです。
ボーナス重視ならばマイクロ口座もしくはスタンダード口座を、コスト重視ならばゼロ口座がおすすめとなるでしょう。
XMのポンド円のスプレッドが変動しやすい時間帯
XMTradingのスプレッドは変動制が採用されているため、以下のようにポンド円相場に影響しやすい重要な経済指標の発表や早朝深夜などの時間帯ではスプレッドが大幅に広がりやすいので注意しましょう。
特にロンドンフィキシング前後の時間帯(平日の夏:ロンドン15時、日本24時、冬:ロンドン16時、日本25時)と以下の経済指標発表時ではスプレッドが大きく広がる傾向があります。
- イングランド銀行(BOE、英中央銀行)政策金利発表
- 英中銀資産買取プログラム規模
- 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
- 英小売連合(BRC)小売売上高調査
- 英卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
- 英月次国内総生産(GDP)
- 英建設業購買担当者景気指数(PMI)
- 英鉱工業生産指数
- 英小売物価指数(RPI)
- 英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
- 英失業保険申請件数
- 英失業率
- 英四半期国内総生産(GDP)
- 英消費者物価指数(CPI)
- 英製造業生産指数
- 英貿易収支
ロンドンフィキシングについては、この後に紹介する「ポンド円取引のおすすめ手法」でも解説します。
XMのポンド円の必要証拠金
XMでポンド円をトレードするときの1ロットあたりの必要証拠金は以下のとおりです。
口座タイプ | 1ロット 取引通貨量 | 最大レバレッジ | 必要証拠金 |
マイクロ口座 | 1,000通貨 | 1,000倍 | 160円 |
スタンダード口座 | 100,000通貨 | 1,000倍 | 16,000円 |
ゼロ口座 | 100,000通貨 | 500倍 | 16,000円 |
1ロットあたりの取引通貨量と最大レバレッジは口座タイプにより異なり、最大レバレッジでトレードする場合の必要証拠金を以下で計算してみましょう(ポンド円160円で計算)。
マイクロ口座の必要証拠金
マイクロ口座のポンド円1ロット1,000通貨の取引金額は、
1,000通貨 x 160円 x 1/1000 = 160円となります。
マイクロ口座は、保有できるポジションが小さいためその分損益は小さくなりますが、ドル円よりも価格変動が大きいポンド円取引に慣れるためにマイクロ口座は人気があります。
スタンダード口座、ゼロ口座の必要証拠金
スタンダード口座とゼロ口座の1ロットあたりの取引通貨数は同じ10万通貨ですが、最大レバレッジは、スタンダード口座は1,000倍、一方、ゼロ口座が500倍なので必要証拠金は異なります。
スタンダード口座のポンド円1ロットの取引金額は、
100,000通貨 x 160円 x 1/1000 = 16,000円となります。
ゼロ口座のポンド円1ロットの取引金額は、
100,000通貨 x 160円 x 1/500=32,000円となります。
このようにハイレバレッジで取引すれば少ない資金でも大きなポジションを持つことができます。
XMのポンド円のスワップポイント
ポジション | 買い(ロング) | 売り(ショート) |
ポンド円 | 1.6 | -10.6 |
XMのポンド円1ロットあたりのスワップポイントは、買いポジションで160円を受け取れますが売りポジションでは1,060円を支払うことになります。
ポンド円の売りポジションは持ちすぎるとマイナススワップがあっという間に大きくなるので注意してください。
XMのスワップは日々ポイントが変動します、最新のポンド円のスワップポイントはXM公式サイトにある「スワップ計算機」で確認できます。
XMのポンド円の取引条件を他社と比較
XMのポンド円の取引条件を口座タイプ別に他の代表的な海外FX業者と比較してみましょう。
XMのポンド円のスプレッド等を他社と比較
スタンダード口座のスプレッド等を他社と比較
まず、XMのスタンダード口座を他社の標準口座のポンド円の取引条件を比較します。
海外FX業者 | ポンド円 平均スプレッド | 最大レバレッジ | ボーナス キャンペーン |
XMTrading | 3.5pips | 1,000倍 | ある |
GEMFOREX | 2.2pips | 1,000倍 | ある |
AXIORY | 1.8pips | 400倍 | ない |
FXGT | 3.3pips | 1,000倍 | ある |
TITANFX | 2.0pips | 500倍 | ない |
IS6FX | 1.6pips | 6,000倍 | ある |
Exness | 1.9pip | 無制限 | ない |
XMのポンド円のスプレッドは、豪華なボーナスキャンペーンを実施している分かなり広く設定されています。
XMは入金ボーナスに加えて1ロット取引き当たり最大7ドル(0.67pips分)のボーナスがもらえるXMポイント(ロイヤルティプログラム)も加味すると実質平均スプレッドは2.83pips程度まで圧縮できます。
ボーナスを提供していないAXIORYなどのスプレッドはXMより1.0pips程度狭いため、ボーナス重視であればXMを利用し、コスト重視であればAXIORYやExnessなどを選ぶとよいでしょう。
ゼロ口座のスプレッド等を他社と比較
続いて、XMのゼロ口座にを他社の低スプレッド口座のポンド円の取引条件を比較します。
下記の平均スプレッドの( )カッコ内は取引手数料込みの実質コストです。
海外FX業者 | ポンド円 平均スプレッド | 最大レバレッジ | ボーナス キャンペーン |
XMTrading | 1.1pips (2.1pips) | 500倍 | 口座開設ボーナス |
GEMFOREX | 1.5pips (1.5pips) | 1,000倍 | ない |
AXIORY | 0.8pips (1.4pips) | 400倍 | ない |
FXGT | 0.2pips (1.2pips) | 1,000倍 | ない |
TITANFX | 1.0pips (1.7pips) | 500倍 | ない |
IS6FX | 1.0pips (1.0pips) | 400倍 | ない |
Exness | 0.0pips (1.5pips) | 無制限 | ない |
XMのゼロ口座のポンド円の実質コストが最も高いですがボーナスがあるのはXMだけです。
XMでは3,000円分の口座開設ボーナスがもらえるため、自己資金を一切使わなくても、ボーナスでXMの使い勝手の良し悪しを確認したり、値動きが激しいポンド円相場を試すことができます。
XMの全通貨ペアの平均スプレッドとリアルタイムスプレッドを確認したい方は「XMのスプレッドは広すぎか?平均スプレッドの一覧を一挙公開」をぜひご覧ください。
XMのポンド円取引のおすすめ手法
XMでポンド円取引する時におすすめの手法を紹介します。
最も簡単なのは「ロンドンフィキシング前後を狙ったハイレバレッジ&スキャルピング」がおすすめです。
ポンド円はロンドンフィキシングで利益をゲットできる
ロンドンフィキシングとは「金」のスポット価格を決める時間帯のことです。ロンドン市場現地16時=日本時間25時(夏時間24時)に価格が決められます。
ロンドンフィキシング前後のポンド円などのポンド絡みの通貨ペアのレートが大きく動く時を狙ってトレードします。
以下のようなエントリーと利益確定によって、スキャルピングでも10pips程度は確実に刈り取れます。
- フィキシング10分前くらいから大幅に変動する
⇒動いた方向に順張りでエントリーする - フィキシング後に元に戻り始める
⇒戻り始める直前か戻り始めたらすぐ利益確定
また、ロンドンフィキシング前の23時頃のニューヨークのオプションカットの影響でポンド円でもトレンドが発生しロンドンフィキシングまで続くことが多く、順張りでトレンドフォローしやすいスキャルピングに適した相場が発生する傾向があります。
ロンドンフィキシングまでの1~2時間のスキャルピングで数百pipsの鞘取りも不可能ではありません。
仮にポンド円で複数エントリーして50万通貨の取引から200pipsを刈り取れたら利益は160,000円になります。
ポンド円で経済指標発表時にハイレバトレード
ポンド円は平時でも価格変動が大きい通貨ペアですが、経済指標が発表されてから暫くの間トレンドが発生することがあります。
重要度が高い経済指標の結果が予想以上に良かったり逆に悪かったりすると、上の画像のようなトレンドとなることがあり、そのようなときにXMのハイレバでポンド円取引を行うと短い時間で稼ぐことも可能です。
XMのポンド円取引での注意点
XMのポンド円を取引する際は以下の点に注意しましょう。
- 経済指標発表・要人発言をチェックしておく
- 経済指標発表時のみを狙ったハイレバトレードには要注意
- 自動売買システム(EA)でもポンド円を取引できる
経済指標発表・要人発言をチェックしておく
重要な経済指標発表や要人発言はいつもチェックしておきましょう。
経済指標発表や要人発言によってポンド円相場が大きく動く時にスプレッドが広がりやすく、ポジションを保有している場合、経済指標の発表による価格急変によって想定外の損失が発生するリスクがあるため注意しましょう。
経済指標カレンダーは毎日チェックし、発表日をあらかじめ確認しておきましょう。発表日を把握してからエントリーしたり、ポジションを決済して損失の発生を未然に防げるようにしましょう。
XMの公式サイトにある経済指標カレンダーも便利です。
自動売買システム(EA)を使ったポンド円取引ができる
XMは自動売買システム(EA)によるトレードを認めているので、ポンド円取引にEAを利用できます。
ただし、複数口座でEAを稼働させたポンド円取引は「複数口座間の両建て」として規約違反となる危険性があるので注意しましょう(同一アカウント内の別口座間の両建ては問題になりません)。
経済指標発表のみを狙った過度なハイレバトレードは要注意
XMは経済指標発表時のトレードは禁止していませんが、経済指標発表を狙った過度なハイレバレッジトレードは規約違反の対象となる可能性があります。
特に、経済指標発表時にハイレバレッジで数秒から数十秒単位の超短期売買はペネルティの対象となる恐れがあるため注意してください。
経済指標発表時には価格が大幅に動くため短時間で利益を出せるチャンスがありますがハイレバレッジによる取引では大きな損失が出るリスクもあります。
XMはゼロカットシステムを採用しているためトレーダーに追証が発生すると、追証を免除するためにXMが損失補填を行います。
そのため、経済指標発表によって多くのトレーダーに多額の追証を発生させないために、同時にXMの損失補填の負担が大きくならないために、経済指標時の過度なハイレバトレードに制限をかけているのです。
XMのポンド円取引に関してよくある質問
XMのポンド円のスプレッドはいくらですか?
- AXMのポンド円のスプレッドは、マイクロ・スタンダード口座の平均スプレッドは3.5pipsであり、ゼロ口座の平均スプレッドが1.1pips、取引手数料込みで2.1pipsです。
ゼロ口座のポンド円のスプレッドは業界平均よりも広いですが、ストップレベルが狭い(0.0pips)ことも合わせるとスキャルピングや自動売買取引にも適しています。
XMのポンド円取引の必要証拠金はいくらですか?
- AXMのポンド円の1ロットあたりの必要証拠金は、レバレッジ500倍なら32,000円、最大レバレッジ1,000倍の場合は16,000円(ポンド円160円X10万通貨÷1,000倍)の必要証拠金だけです。国内FXの最大レバレレッジ25倍の必要証拠金64万円に対してXMでは少額の必要証拠金でポンド円取引を行えます。
XMのポンド円のスワップポイントはいくらですか?
- AXMのポンド円のスワップポイントは、1ロットあたり買いが1.6(160円)・売りがマイナス10.6(マイナス1,060円)となっています。ポンド高円安時の買いポジションでスワップ金利を受け取れます。
- QXMのポンド円の取引時間はいつですか?
- A日本時間で夏時間は月曜6:05~土曜5:50、冬時間は月曜7:05~土曜6:50です。
- QXMのポンド円取引でスキャルピングはできますか?
- Aはい、認めています、ポンド円取引でもスキャルピングが可能です。
- QXMでは自動売買(EA)を使ったポンド円取引ができますか?
- Aはい、できます、自動売買を使ったポンド円取引も可能です。
XMのポンド円取引の記事まとめ
ポンド円の価格変動はドル円よりも大きいため利益を狙いやすいですが、損失も発生しやすい通貨ペアです。
ロンドンフィキシングや経済指標発表時に口座開設ボーナスと入金ボーナスなどを活用して取引してみてはいかがでしょうか。
そのために、経済指標発表や要人発言のタイミングを常日頃からチェックし、経済指標発表時のみを狙った過度なハイレバトレードは行わないようには注意しましょう。