2022年8月22日更新
ドル円のFX取引における取引シェアは非常に高く、ボラティリティ(変動率)が低く安定した値動きをすることから初心者でも取引しやすい最もメジャーな通貨ペアとして人気が高いです。
☑XMのドル円の取引条件・スペック
☑XMのドル円取引条件の他社との違い
☑XMのドル円取引のおすすめ手法
☑XMのドル円取引の注意点
この記事では、XMのドル円取引に有用な情報を詳しく紹介していきます。
なお、XMでのポンド円取引も人気があります、詳しくはXMのポンド円取引の特徴|スプレッド・証拠金・スワップポイントを解説をお読みください。
XMのドル円の特徴
まず、XMで取引するドル円がどのようなものか、その特徴から説明します。
- スプレッドが狭い
- 流動性が高く安定した値動き
- 変動リスクが小さく海外FX初心者に最適
XMのドル円のスプレッドは狭い
ドル円の世界における取引量はユーロドルに次いで大きく、XMのドル円も出来高が非常に大きいためスプレッドが狭くなっています。
基本的にXMにおいても流動性の高いドル円やユーロ円といった人気通貨ペアはスプレッドが狭い傾向があります。
XMのドル円のスプレッドの詳細は、この後の取引条件・スプレッドで説明します。
流動性が高く安定した値動き
XMにおいてもドル円の取引量は他の通貨ペアよりも大きく、流動性が高く、1日の平均的な値動きは数銭から1円前後にとどまり値動きが安定しています。
過去1年間の1日の平均変動率は0.5%程度と値動きが穏やかな通貨ペアの代表格です。
変動リスクが小さく海外FX初心者に最適
XMが取扱っている通貨ペアの中でドル円は、経済指標発表などの影響を受けて価格が乱高下しやすい流動性が低いマイナー通貨ペアよりも為替変動リスクが低く安全です。
ドル円は大きな値動きが少ないため大きな利益が出しにくい反面大きな損失も出しにくいため海外FX初心者に最適です。
特に国内FXよりも高いレバレッジで取引できるXMに慣れるために、海外FX初心者は、初めのうちは値動きが安定しているドル円で取引する方が安全で無難です。
XMのドル円の取引条件・スペック
それでは、XMのドル円の重要なスペックを紹介していきます。
XMのドル円の取引時間
XMのドル円は月曜の早朝から土曜の早朝(祝祭日を除く)まで、メンテナンス時間を除いたほぼ24時間の取引が可能です。
通貨ペア | 夏時間 | 冬時間 |
ポンド円 | 日本時間 月曜6:05~土曜5:50 | 日本時間 月曜7:05~土曜6:50 |
米ドル/ロシアルーブルとユーロ/ロシアルーブルを除く他の通貨ペアも上記の時間帯で取引できます。
XMのドル円のスプレッド
口座タイプ | 平均スプレッド | 取引手数料 (ロット) | 実質スプレッド |
マイクロ口座 | 1.6pips | 無料 | 1.6pips |
スタンダード口座 | 1.6pips | 無料 | 1.6pips |
ゼロ口座 | 0.1pips | 往復10ドル (1.0pips) | 1.1pips |
ゼロ口座の実質スプレッドは、取引手数料を含む平均スプレッド。
マイクロ口座とスタンダード口座は取引手数料が無料ですが、ゼロ口座ではロットあたり10ドル(1.0pips分)の取引手数料がかかります。
ゼロ口座は取引手数料を含めた実質スプレッドが安いため、取引回数がかさむスキャルピングや自動売買(EA)取引を行うならゼロ口座がおすすめです。
XMのすべての通貨ペアの平均スプレッドとリアルタイムスプレッドを確認したい方は「XMのスプレッドは広すぎか?平均スプレッドの一覧を一挙公開」をご覧ください。
XMのドル円のスプレッドが変動しやすい時間帯
XMTradingのスプレッドは変動制が採用されているため、以下のようにドル円相場に影響しやすい重要な経済指標の発表や早朝深夜などの時間帯ではスプレッドが大幅に広がりやすいので注意しましょう。
特にスプレッドが広がりやすい重要な経済指標は以下のとおりです。
部門 | 経済指標 |
雇用関連 | 米国雇用統計 |
ADP雇用統計 | |
金融政策 | FOMC声明/議事録 |
フェデラル・ファンド金利(FF金利) | |
景気関連 | 国内総生産(GDP) |
ISM製造業景況指数 | |
貿易関連 | 貿易収支 |
物価関連 | 消費者物価指数(CPI) |
消費関連 | 小売売上高 |
個人消費支出(PCE) | |
消費者信頼感指数 | |
製造業関連 | 鉱工業生産指数 |
住宅関連 | 住宅着工件数 |
中古住宅販売件数 |
経済指標が発表される日時は、XMの公式サイトにある経済指標カレンダーで確認できます。
XMのドル円の必要証拠金
XMでドル円をトレードするための必要証拠金は以下のとおりです。
ロットあたりの取引通貨量と最大レバレッジは口座タイプにより異なり、最大レバレッジでトレードする場合の必要証拠金は以下となります。
口座タイプ | 最低取引 通貨量 | 最大レバレッジ | 必要証拠金 |
マイクロ口座 | 10通貨 | 1,000倍 | 1.3円 |
スタンダード口座 | 1,000通貨 | 1,000倍 | 130円 |
ゼロ口座 | 1,000通貨 | 500倍 | 260円 |
ドル円=130円で計算。
マイクロ口座の必要証拠金
マイクロ口座の1ロットは1,000通貨ですが最低取引数量が0.01ロット=10通貨から取引できます。
マイクロ口座のドル円の最小取引数量の取引金額は、10通貨 x 130円 = 1,300円となります。
この取引金額を最大レバレッジ1,000倍で割ると必要証拠金は1.3円(1,300÷1,000)となります。
マイクロ口座は、保有できるポジションが小さいためその分損益は小さくなりますが、ドル円取引に慣れるためにマイクロ口座は海外FX初心者に人気があります。
スタンダード口座、ゼロ口座の必要証拠金
また、スタンダード口座とゼロ口座の1ロットは10万通貨ですが最低取引数量が0.01ロット=1,000通貨から取引できます。
スタンダード口座・ゼロ口座のドル円の最小取引数量の取引金額は、1,000通貨 x 130円 = 130,000円となります。
ただし、最大レバレッジはスタンダード口座が1,000倍、ゼロ口座が500倍であるため必要証拠金は異なります。
スタンダード口座は、取引金額130,000円をレバレッジ1,000倍で割ると必要証拠金は130円、ゼロ口座は500倍で割るため必要証拠金は260円となります。
このようにハイレバレッジで取引すれば少ない資金でも大きなポジションを持つことができます。
XMのドル円のスワップポイント
ポジション | 買い(ロング) | 売り(ショート) |
ドル円 | 5.75 | -13.65 |
2022年8月22日時点のXMのドル円1ロットあたりのスワップポイントは、買いポジションで575円を受け取れますが売りポジションでは1,365円を支払うことになります。
ドル円の売りポジションは持ちすぎるとマイナススワップがあっという間に大きくなるので注意してください。
XMのスワップは日々ポイントが変動します、最新のドル円のスワップポイントはXM公式サイトにある「スワップ計算機」で確認できます。
XMのドル円の取引条件を他社と比較
XMのドル円の取引条件を口座タイプ別に他の代表的な海外FX業者と比較してみましょう。
ドル円のスプレッドなどを他社と比較
スタンダード口座のドル円スプレッドなどを他社と比較
まず、XMのスタンダード口座と類似する他社の口座のドル円の取引条件を比較します。
海外FX業者 | ドル円 平均スプレッド | 最大レバレッジ | ボーナス キャンペーン |
XMTrading | 1.6pips | 1,000倍 | ある |
GEMFOREX | 1.6pips | 1,000倍 | ある |
AXIORY | 1.4pips | 400倍 | ない |
FXGT | 1.8pips | 1,000倍 | ある |
TITANFX | 1.3pips | 500倍 | ない |
IS6FX | 1.6pips | 6,000倍 | ある |
Exness | 1.1pip | 無制限 | ない |
XMのスタンダード口座とマイクロ口座のドル円のスプレッドは、豪華なボーナスキャンペーンを実施している分やや広めに設定されています。
しかし、XMには1ロット当たり最大7ドル(0.67pips分)のボーナスがもらえるXMポイント(ロイヤルティプログラム)もあります。
XMポイントによるボーナス分を加味した実質スプレッドはかなり圧縮されるため、XMのスプレッドは決して広くはありません。
XMポイントが貯まるロイヤルティプログラムの詳細についてはXMポイント(XMP)の貯め方と使い方|確認・交換方法まとめをぜひ参考にしてみてください。
ゼロ口座のドル円スプレッドなどを他社と比較
続いて、XMのゼロ口座に炊事する他社の低スプレッド口座のドル円の取引条件を比較します。
下記の平均スプレッドの( )カッコ内は取引手数料込みの実質コストです。
海外FX業者 | ドル円 平均スプレッド | 最大レバレッジ | ボーナス キャンペーン |
XMTrading | 0.1pips (1.1pips) | 500倍 | 口座開設ボーナス |
GEMFOREX | 0.3pips (0.3pips) | 1,000倍 | ない |
AXIORY | 0.4pips (1.0pips) | 400倍 | ない |
FXGT | 0.2pips (1.2pips) | 1,000倍 | ない |
TITANFX | 1.3pips (1.0pips) | 500倍 | ない |
IS6FX | 0.8pips (0.8pips) | 400倍 | ない |
Exness | 0.0pips (0.7pips) | 無制限 | ない |
XMのゼロ口座のドル円の取引手数料込みの実質コストは若干高めですが、XMのゼロ口座だけ口座開設ボーナスがあります。
XMでは3,000円分の口座開設ボーナスを受け取ってXMの使い勝手を確認することができます。
自己資金を一切使わなくてもドル円取引を始めることができるのでおすすめです。
XMのドル円取引のおすすめ手法
XMでドル円取引する時におすすめの手法を紹介します。
ドル円も経済指標の発表時には平時よりも変動が大きくなるため、効率よく稼ぎたい場合は経済指標発表時のハイレバトレードが有効です。
ただし、為替変動率が大きくなる分ロスカットに注意する必要があり、資金に余裕がない初心者などにはあまりおすすめできません。
経済指標発表時にドル円でハイレバトレード
ドル円相場は上の日足チャートのように、2022年2月以降は大きな上昇トレンドが続く中で経済指標発表前後に乱高下するパターンが多くなっています。
特に、経済指標発表後から暫くの間トレンドが続き、その後、新たなトレンドが形成されるパターンが繰り返されることが以前よりも増えてきています。
上のチャートのようなトレンドの波に乗りながらXMのハイレバでドル円取引を行うと効率よく稼ぐことも可能です。
XMのドル円取引での注意点
XMのドル円を取引する際は以下の点に注意しましょう。
- 経済指標発表・要人発言をチェックしておく
- 複数口座間の両建ては禁止
- 経済指標発表時を狙った過度なハイレバトレードは要注意
- 自動売買システム(EA)でもポンド円を取引できる
経済指標発表・要人発言をチェックしておく
経済指標発表時や要人による発言があるとドル円相場が平時よりも変動し、スプレッドも広がります。
そのため、発表日時を事前に把握してからエントリーしたり、ポジションを決済して損失の発生を未然に防げるようにしましょう。
既にポジションを保有している場合、経済指標や要人発言が要因となり相場急変によって想定外の損失が発生するリスクがあるため注意しましょう。
XMの公式サイトにある経済指標カレンダーも便利です。
複数口座間のドル円の両建て取引は規約違反
XMでは複数口座間で行うドル円の両建て取引は規約違反になります。
XMで認められているのは「同一口座内の同一通貨ペアの両建て」だけです。
たとえば、口座Aでドル円のショートポジション、口座Aでドル円のロングポジションを持つ両建ては認められますが、口座Aと口座Bでそれぞれドル円の反対ポジションを保有する複数口座間両建ては禁止されています。
XMではゼロカットを導入しているため、異なる口座間で両建てを行うと一方の口座では損失が発生しても入金額までの損失で済み、もう一方の口座で確実に利益が発生するため「ゼロカットを悪用した取引」としてペナルティーが課せられます。
複数口座間の両建てが発覚するとそれまで得た利益の取り消し、口座凍結や出金拒否が行われる可能性があるので注意しましょう。
ドル円でも自動売買取引ができる
XMでは自動売買(EA)を使ったドル円取引も認められています。
XMでは自動売買に対しては大した制限はなく、ドル円を自動売買取引しても問題はありません。
しかし、XMの複数口座で自動売買(EA)を稼働させている場合、知らぬ間にEAが両建て取引を行ってしまい、気付かない内に規約違反となってしまうことがあるので注意しましょう。
経済指標発表を狙った過度なハイレバトレードは要注意
XMは経済指標発表時など為替相場が大きく動くことが予想される場合のハイレバレッジ取引は禁止していません。
しかし、経済指標発表を狙った過度なハイレバレッジトレードは禁止されており、経済指標発表時にハイレバレッジで超短期売買を繰り返すと規約違反となり、口座凍結されるリスクがあるので注意が必要です。
XMのドル円取引に関してよくある質問
XMのドル円のスプレッドを教えてください
- AXMのドル円のスプレッドは、マイクロ・スタンダード口座の平均スプレッドが1.6pips、ゼロ口座の平均スプレッドが0.1pips、取引手数料込みで1.1pipsです。ゼロ口座の取引コストは安く、ストップレベルも0.0pipsなのでスキャルピングや指値・逆指値注文決済に適しています。
XMのドル円取引の証拠金を教えてください
- AXMのドル円の1ロットあたりの必要証拠金は、最大レバレッジ500倍のゼロ口座では26,000円です(ドル円130円X10万通貨÷1,000倍)。最大レバレッジ1,000倍のスタンダード口座では13,000円(ドル円130円X10万通貨÷1,000倍)です。最大レバレレッジ25倍の国内FXの必要証拠金は52万円であるのに対してXMでは少額の必要証拠金でドル円取引をすることができます。
XMのドル円のスワップポイントを教えてください
- AXMの1ロットあたりのドル円のスワップポイントは、買いが5.75ポイント(575円を受け取れる)、売りがマイナス13.65ポイント(1,365円を支払う)となっています。ドル高円安時に買いポジションを保有るとスワップ金利を受け取れます。スワップポイントは日々変動しているためXM公式サイトのスワップ計算機で確認しましょう。
- QXMのドル円の取引時間を押しててください
- A日本時間で夏時間は月曜6:05~土曜5:50、冬時間は月曜7:05~土曜6:50です。
- QXMのドル円取引でスキャルピングは認められていますか?
- Aはい、認められています、ドル円取引でもスキャルピングができます。
- QXMでは自動売買(EA)を使ったポンド円取引が認められていますか?
- Aはい、認められています。ただし、XMの複数口座で自動売買を使っている場合、EAが利用規約で禁止されている複数口座間の両建てを行ってしまうこともあるので注意が必要です。
XMのドル円まとめ
ドル円は流動性が高く、他の通貨ペアよりも値動きが安定しているため、海外FX初心者でも取引しやすい通貨ペアです。
2022年に入ってからドル円はほぼ一貫して上昇してきており、特に経済指標の発表前後に持続するトレンドが発生しやすくなっているため、取り組みやすいトレード環境にあると言えます。
まずは3,000円分の口座開設ボーナスを活用してドル円取引をスタートしてみてはいかがでしょうか。
ただし、経済指標発表時のみを狙った過度なハイレバトレードは行わないようには注意しましょう。