2022年5月25日更新
海外FX初心者から経験者まで、FX取引に関する知っておくと便利な用語を初心者でもわかりやすく解説しています。
FX取引も簡単に稼げる投資ではありませんが、しっかりと知識・ノウハウを身に付けてから取引すれば、稼いでいくことは可能なはずです。
FXの基本的な用語を知り、理解しながら取引を実践していくためにこの用語集を役立てていきましょう。
◆あ行 | ◆か行 | ◆さ行 | ◆た行 |
◆な行 | ◆は行 | ◆ま行 | ◆や行 |
◆ら行 |
あ行
・相対取引 | ・アゲインスト | ・ASK(アスク) |
・IFCO注文 | ・アノマリー | ・アービトラージ |
・IFD注文 | ・売り決済 | ・売りポジション |
・FOMC | ・円高 | ・円安 |
・OCO注文 | ・終値 |
相対取引(あいたいとりひき)
外国為替市場では、物理的な取引所が存在しないため、金融機関同士が直接、相対で交渉し、価格・数量などの売買内容を決定しています。このような取引方法のことを「相対取引」といいます。
また、顧客が仲介業者であるFX会社に注文を発注した場合、業者と顧客が直接の取引相手となることも相対取引と呼びます。
国内FX取引は基本、相対取引であり、海外FX取引では業者は顧客の注文を直接インターバンク市場に流すので相対取引にはなりません。
アゲインスト
保有しているポジションの損益がマイナスの状態。反意語は、フェイバー(Favor)といいます。
ASK(アスク)
トレーダーが解雇とができるレート(価格)
IFCO注文(アイエフシーエーちゅうもん)
1つの新規注文と2つの決済注文(指値・逆指値)を同時に発注する方法。
新規注文が約定すると2つの決済注文(指値・逆指値)が有効となり、どちらかの決済注文が約定されるともう一方の決済注文が自動的に取り消されます。
2つの決済注文を出しておけば、価格が上昇しても下降しても確実に利益を出せるメリットがあります。
アノマリー
理論では説明がつかない相場の動きのこと。
アービトラージ
「さや=価格差」を利用した裁定取引のことをアービトラージと呼びます。
たとえば、A業者とB業者間の為替価格差(ギャップ)を利用して利益を出す手法などがあります。
IFD注文(イフダンちゅうもん)
新規注文と決済注文を同時に出す注文方法です。新規注文が約定すると、決済注文が有効となります。
売り決済(うりけっさい)
保有している買いポジションを手仕舞うために売る行為のことをいう。
売りポジション(うりぽじしょん)
ショートポジションとも言います(ショート=売り)。決済していない「売り」を保有している状態のことを指す。
FOMC(エフオーエムシー)
Federal Open Market Committeeの略、日本語で「連邦公開市場委員会」のこと。アメリカの金融政策を決定する会合であり、金融引き締め・金融緩和や政策金利の引き上げ引き下げなどの政策判断を行っている。
円高
日本円の価値・価格が上がること。
米ドル円の場合、1ドル120円が110円に下がるとドルの価値が減少=円高となる。
円安
日本円の価値・価格が下がること。
1ドル110円が120円に上がるとドルの価値が上昇=円安となる。
OCO注文(オーシーオーちゅうもん)
One Cancel Otherの略、2つの注文を同時に発注し、一方が約定するともう片方は自動的に取り消しキャンセルされる注文方法のこと。
終値(おわりね)
FX市場には株式市場のような取引所がないため、取引所の終了時間ではなく、便宜上、東京市場では、東京時間で夕方5時の価格が「終値」となり、ニューヨーク市場なら、ニューヨーク時間の夕方5時の価格が「終値」となります。
か行
・買い決済 | ・買いポジション | ・カバー取引 |
・逆指値注文 | ・強制決済 | ・クイック注文 |
・為替変動リスク | ・クウォート | ・気配値 |
買い決済(かいけっさい)
売りポジションを手仕舞う(クローズ)ための買付取引のこと(買戻し)。
買いポジション(かいぽじしょん)
決済が完了していない「買い」を保有している状態、ロングポジションと呼ばれ、買い建玉とも言います。
カバー取引(かばーとりひき)
顧客注文に対して反対売買を行うこと。
価格変動によるリスクを回避するために、顧客からの注文と同等の注文を他の金融機関(カバー先)に行うこと。
顧客から買い注文があれば、売り注文をカバー先に注文する、または、その逆の注文。
逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
現在の価格よりも不利な価格で買うまたは売る注文をあらかじめ指定しておく注文方法です。
- 現在の価格より高い価格で買う注文を指定しておいて、指定した価格以上になったら買う
- 現在の価格より低い価格で売る注文を指定しておいて、指定した価格以下になったら売る
という注文方法。
逆指値注文は相場が予想に反した場合、損失(含み損)を広げないために利用されます。
ストップ注文や損切注文とも呼ばれます。
強制決済(きょうせいけっさい)
強制ロスカットとも言います。
損切り(損失を確定させる決済取引)のこと。損失金額を証拠金の範囲内で抑えるために、損失の拡大を抑えるために顧客が決済しなくても自動的に損切りが行われること。
ロスカット水準(有効証拠金に対する損失額の一定の割合=一定の有効証拠金維持率)を下回ると自動的に反対売買が行われます。
ロスカット水準は、国内FXで50%~100%、海外FXでは20%~30%が標準であり、海外FXの方が強制決済しにくいです。
ロスカットしてから取引を再開するためには、有効証拠金維持率をロスカット水準よりも高くする必要がありトレーダーは取引口座に入金しなければなりません。
クイック注文(くいっくちゅうもん)
あらかじめ注文設定を行わず、現在提示されている価格で売買注文する方法。
為替変動リスク(かわせへんどうりすく)
為替相場の変動によって損失が発生するリスクのこと。
クウォート(くうぉーと)
為替価格を提示すること。FXでは、この価格で買えますという「買値(ロング)」とこの価格でうれますという「売値(ショート)」の2つの価格を同時に提示します。
ちなみに、リクウォートという場合は、価格を再提示することです(FX会社が一旦価格提示せず、後から価格を提示すること)。
気配値(けはいち)
買い手が買いたい価格、売り手が売りたい価格のこと。その時点におけるFX市場で取引されている参考レートとります。実際取引されている価格に限りなく近いですが取引できる実価格ではありません。
さ行
・裁定取引 | ・差金決済 | ・指値注文 |
・実行レバレッジ | ・順張り・逆張り | ・スプレッド |
・スリッページ | ・スワップ | ・スワップポイント |
・ゼロカット | ・損切り |
裁定取引(さいていとりひき)
「アービトラージ」の日本語表現。
「さや取り」ともいい、2つの取引の価格差を利用して利益を出す手法。
たとえば、A業者とB業者間の為替価格差(ギャップ)を利用して利益を出す手法などがある。
差金決済(さきんけっさい)
現物の受け渡しを伴わない、通貨ペアの売買の価格差から生じた利益または損失の差金を授受する決済方法のこと。
指値注文(さしねちゅうもん)
現在の価格よりも有利な価格で買うまたは売る注文をあらかじめ指定しておく注文方法のこと。
- 買い注文の場合、現在よりも安い価格を指定しておき、指定価格になったら買う
- 売り注文の場合、現在よりも高い価格を指定しておき、指定価格になったら売る
という注文方法。
実効レバレッジ(じっこうればれっじ)
取引総額に対して、有効証拠金残高の何倍のレバレッジで取引しているかを示します。
取引総額は、保有通貨数を円などに換算したもので、実行レバレッジは、以下の計算式で求めます。
実効レバレッジ=「取引総額」÷ 「有効証拠金残高」
含み損益も反映した有効証拠金残高に対する取引総額が何倍なのかを示します。
実行レバレッジが高いほど資金的に余裕がなく、逆に実行レバレッジが低いほど資金的に余裕があることを示します。
ポジションを建てるための必要証拠金を計算するためのレバレッジ倍率ではないので注意してください。
順張り・逆張り(じゅんばり・ぎゃくばり)
順張りは、相場の動いている方向に沿って取引すること。逆張りは、相場の方向に逆らって取引すること。
たとえば、ドル円相場で、ドルが上場していて、これからもドルが上がると予想してドルを買うことが順張りです。逆に、ドルが上昇しているけれど、そろそろドルが下がると予想してドルを売ることが逆張りです。
スプレッド(すぷれっど)
FX会社が提示する「買値(ビッド)」と「売値(オファ)」の差のこと。
たとえば、為替レートの買値・売値が「125.15」と「125.35」であれば、スプレッドは2銭です。
一般に、国内FXのスレッドは原則、固定レートであり、海外FXのスプレッドは変動レートです。
スリッページ(すりっぺーじ)
注文や決済したときに、指定した価格と約定した価格の差異が生じること。相場が集中している時や相場が急変しているときに差異が大きくなりやすい。
「滑り」ともいい、指定した、または狙った価格とは異なる価格で注文・約定することですが、必ずしも「不利な滑り」だけでなく「有利な滑り」となることもある。
スワップ(すわっぷ)
取引した2通貨間の金利差をスワップといいます。高金利通貨を買い、低金利通貨を売れば、両通貨の金利差を受け取れますが、逆の場合は金利を支払います。
スワップポイント(すわっぷぽいんと)
取引した2通貨間の金利差であるスワップの受取金利と支払金利を金額で示したもの。
現在、多くの国で低金利政策を採っているため、多くの通貨ペアのスワップポイントは売り買いともにマイナス=支払い金利が発生している傾向です。
そのため、多くの海外FX会社が提示しているスワップポイントも多くがマイナスとなっています。
ゼロカット(ぜろかっと)
ゼロカットとは、追証を発生させない海外FXだけの制度です。
ゼロカットは、口座残高がマイナスになったとしても口座残高をゼロに戻すので追証を発生させません。
FX取引ではロスカット時に口座残高がマイナスとなり追証が発生することがあります。
相場変動が大きい時、相場急変時にロスカット機能が正常に働かないと証拠金以上の損失が発生し追証が発生します。
海外FX会社ではゼロカットによって追証は発生しません。
一方、国内FXにはゼロカットが導入されていないため「追証=借金」を負うリスクがあります。
追証なしゼロカットの詳細は以下の記事がおすすめです。

損切り(そんぎり)
評価損(含み損)となっているポジションで損失を確定させるための決済。逆に評価益(含み益)となっているポジションの利益を確定させることを「利食い」といいます。
た行
・高値 | ・建玉 | ・通貨ペア |
・手仕舞い | ・ディーラー | ・ディーリング |
・取引証拠金 | ・トレール注文 | ・トレンド |
高値(たかね)
その日または特定機関の中で最も高い価格のこと、もっとも低いのを安値という。
建玉(たてぎょく)
ポジションのこと、未決済の状態で保有している状態のこと。
通貨ペア(つうかぺあ)
2か国の通貨を組み合わせたもの、ドル円、ポンド円など。
手仕舞い(てじまい)
保有しているポジションを終了(クローズ)させることを指します。
ディーラー(でぃーらー)
FX会社など金融機関などにおいて為替等の売買取引を行っている人のこと。
ディーリング(でぃーりんぐ)
顧客から受けた注文を相対で取引する場合をディーリングといい、顧客勘定で取引する場合をブローキングと区別します。
ディーリングはFX会社と顧客が取引当事者となるもので、国内FX会社のほとんどがディーリング方式を採用しています。
ディーリング方式は相対取引なので、
- 国内FX会社が儲かると顧客が損する
- 顧客が儲かると国内FX会社が損する
という利益相反取引となりやすくデメリットがあります。
一方、海外FXではブローキング方式が主流であり、海外FX会社は顧客の注文を取引市場に流すための仲介業を行っているため利益相反になりにくいというメリットがあります。
取引証拠金(とりひきしょうこきん)
保有しているポジション(建玉)を維持するために必要な証拠金、
トレール注文(とれーるちゅうもん)
トレールとは「追いかける」という意味であり、新規注文時に一定の逆指値幅を設定したら、相場の動きに応じて同じ値幅で逆指値が追従していく注文方式です。
思惑通りに相場が上がれば逆指値も同じ幅で追従し、相場が下落した場合は、逆指値幅に達した時点で決済するので利益を伸ばしやすい注文方法です。
トレンド(とれんど)
値動きの傾向、方向性のことです。たとえば、ドル高円安に向かう値動きの場合は、ドル高(円安)トレンドといいます。トレンドに乗ることができると利益を伸ばしやすいとされています。
な行
・仲値 | ・成行注文 | ・難平 |
・値洗い |
仲値(なかね)
銀行の窓口レートの基準となるレートです。午前10時ころのインターバンク市場の水準を参考に対顧客向け公示レートを決められ、その後は大きな相場変動がない限り、その日一日に適用される基準レートのことです。
成り行き注文(なりゆきちゅうもん)
現在提示されている価格で売買する注文方式です。あらかじめ価格を設定しないで、取引ツールの注文ボタンをクリックして発注する方式です。
難平(なんぴん)
評価損を出しているポジションの平均コストを下げるために、同一銘柄のポジションを加えることをいいます。
値洗い(ねあらい)
価格変動に応じてポジションの時価評価を行うことをいいます。
は行
・始値 | ・評価益 | ・ビッド |
・含み益 | ・ファンダメンタルズ | ・ピップス |
・ヘッジ取引 | ・ポジション | ・ボラティリティ |
始値(はじめね)
その日の営業開始時の最初に付いた価格、「寄付(よりつき)」ともいいます。
評価益(ひょうかえき)
保有しているポジションを現在の市場価格で計算した際、利益が出ているときの利益額を「評価益(含み益)」といいます。同じように損失が出ているときの損失額を「評価損(含み損)」といいます。
ビッド(びっど)
トレーダーが売ることができる価格のこと。一方、アスクは買うことができる価格。
含み益(ふくみえき)
評価益と同じ意味。保有しているポジションを現在の市場価格で計算した際、利益が出ているときの利益額を「含み益(評価益)」といいます。
ファンダメンタルズ(ふぁんだめんたるず)
国の経済状況、金融政策、財政収支、物価動向、雇用情勢などを含む指標のこと。
ファンダメンタルズが為替相場に与える影響から今後の相場を予測することを「ファンダメンタルズ分析」といいます。
ピップス(ぴっぷす)
ピップスは「Percentage in Points」の略、最小通貨単位の100分の1を意味します。
日本円の最小単位は1円なので、1円の100分の1の0.01円=1銭が1pipsとなります。
米ドルの場合、最小単位は1セントなので、1セントの100分の1の0.01セント=0.0001ドルが1pipsとなります。
ヘッジ取引(へっじとりひき)
保有中または将来保有する予定の資産・負債の価格変動による損失リスクを抑えるために、その資産・負債とリスクが反対方向のポジションを取ることです。
ポジション(ぽじしょん)
建玉のことです、未決済の保有中の状態を指します。
ボラティリティ(ぼらてぃりてぃ)
為替価格の変動率のことです。
ま行
・窓 | ・マイナー通貨 | ・マージンコール |
・メジャー通貨 | ・持ち高 |
窓(まど)
ローソク足チャート上、ローソク足とローソク足の間で隙間ができるたとき、その隙間を「窓」といいます。
週明けの相場では、前週末の最後のローソク足から離れたところから週明けのローソク足が始まることがよくあります。
マイナー通貨(まいなーつうか)
メジャー通貨(主要通貨)以外の通貨のこと。
マージンコール(まーじんこーる)
評価損が拡大して証拠金(マージン)の担保余力が低下した時、つまり、証拠金維持率が一定レベルを下回る場合、FX会社が顧客に対して証拠金の追加を要求(コール)すること。
国内FXでは証拠金維持率が200%~100%を下回ると、早く追加入金しなさいという通知が来ます。海外FXの場合、証拠金維持率が100%~50%以下になるとマージンコールが出されます。
メジャー通貨(めじゃーつうか)
一般に米ドル、日本円、ユーロ、ポンド、スイスフランのこと、主要通貨ともいいます。
持ち高(もちだか)
現在保有中の通貨数量、ポジションのことです。
や行
・約定 | ・約定日 | ・安値 |
・有効証拠金 | ・寄り付き | ・四本値 |
約定(やくじょう)
注文・取引が成立すること、指定した価格で約定する能力のことを「約定力」といいます。
約定日(やくじょうび)
注文・取引が成立した日のこと。
安値(やすね)
その日1日の中で、または特定期間中でもっとも安い価格のこと、その逆は「高値」。
有効証拠金(ゆうこうしょうこきん)
預かり評価残高のこと、口座資金残高に未実現の損益(含み益、含み損)を加えた証拠金残高。
有効証拠金=口座資金-含み損益
含み益が増えると有効証拠金残高が増え、含み損が増えると有効証拠金残高が減ります。
ロスカット(強制決済)の実施を判断する場合などに有効証拠金が使われます。
寄り付き(よりつき
為替市場がオープンし、最初についか為替レートのこと。
四本値(よんほんね)
始値、終値、高値、安値の総称。
ら行
・利益確定 | ・利食い | ・両建て |
・リクイディティ | ・連邦公開市場委員会 | ・レジスタンスライン |
・レバレッジ | ・レンジ相場 | ・ロスカット |
・ロング |
利益確定(れきかくてい)
略して「利確」ともいいます。保有中のポジションを反対売買して利益を確定させる注文です。
買いポジションなら売る(=反対売買)ことで利益が確定します。
利食い(りぐい)
利益確定と同じ意味、ポジションを反対売買して、利益を確定させること。逆に損失を確定させることを「損切り」といいます。
両建て(りょうだて)
同じ銘柄の買いポジション(買建玉)と売りポジション(売建玉)の両方を持つこと。
リクイディティ(りくいでぃてぃ)
為替市場における取引の「流動性」のこと。売買したいときにいつでも希望レートで取引できる場合を「リクイディティが高い」、逆の場合は「リクイディティが低い」といいます。
一般に市場参加者と取引量が多い銘柄やタイミングではリクイディティが高くなります。
金融機関などのリクイディティプロバイダーとの取引関係が多いFX会社ほど顧客に対するレートの提示や約定がスムーズとなる傾向です。
連邦公開市場委員会(れんぽうこうかいしじょういいんかい)
上で説明したFOMCの日本語です。
アメリカの金融政策を決定する会合であり、金融引き締め・金融緩和や政策金利の引き上げ引き下げなどの政策判断を行っている。
レジスタンスライン(れじすたんすらいん)
これ以上相場が上昇しないと認識されている価格帯をレジスタンスライン(抵抗線)といいます。
一方、相場が今より下がらないと認識されている価格帯をサポートライン(支持線)といいます。
テクニカル分析指標に多用される動的なラインです。
レバレッジ(ればれっじ)
てこの原理のこと。少ない資金で大きな資金を運用するための機能。
国内FXでは最大レバレッジは25倍。一方、海外FXでは400倍~500倍が平均、中には1,000倍や3,000倍のレバレッジで運用できる業者もある。
たとえば、10万円の証拠金がある場合、
- 国内FXの25倍の取引金額=10万円X25倍=250万円
- 海外FXの500倍の取引金額=10万円X500倍=5,000万円
高いレバレッジをかけて相場が思惑通りの方向に動けば証拠金に対してより大きな利益を得られますが、逆に相場が思惑とは反対に動くと大きな損失が生じることがあります。
海外FXのハイレバレッジ口座の比較・選び方・メリット・デメリットについては以下がおすすめ。

レンジ相場(れんじそうば)
相場において上限(高値)と下限(安値)がある範囲内で値動きを繰り返す相場のこと、ボックス相場ともいいます。
ロスカット(ろすかっと)
損失を確定させる「損切り」のこと。口座の資金を損失から守るために、含み損も加えた損失額が証拠金残高に対して一定の割合を超えた場合に自動的に反対売買を行い損失を確定させます。
FX会社はロスカット水準を決めており、国内FXでは証拠金維持率が100%~50%を下回った時、海外FXは同30%~20%を下回ると強制的にロスカットします。
証拠金維持率=有効証拠金 ÷ 必要証拠金 X 100%
ロスカットは口座資産を防衛するための重要な機能ですが、相場急変などによっては正常に機能・発動しないことがあります。そのため、ロスカットと同時に口座残高がマイナスとなり追証が発生するリスクがあります。
海外FXでは、そのようなロスカットリスクを消すゼロカット制度が導入されています。
ロング(ろんぐ)
買いポジションを保有することです、一方、売りポジションを保有することを「ショート」といいます。